筆記療法

紙とペン、またはPCを使って、今の感情や頭の中に湧いてきた思考を文字にして書き起こしていく。そんな単純な作業が、不思議と心を軽くしてくれることがあります。頭の中でぐるぐると回ってしまいがちなネガティブな思考を書き言葉にして表すと、感情が解放されたような感覚になるのです。部屋の中でひとり、寝転がっていてもできるので、軽い気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。

筆記療法のメリットと効果

筆記療法とはノートとペン、又はパソコンを使って、そのときに浮かんでくる様々な考えや心の中にある感情を、言葉にして書き出していく療法です。思いや気持ちを言葉にすることで、心の中に溜まり続けてきた感情…

筆記療法のデメリット

今や治療法の一種として、取り入れている所も多い筆記療法。ネガティブな感情や問題点を書き出すことで、問題の整理や自身に起きているネガティブなことを客観的に捉える療法です。もちろん実証研究が行われ、不…

運動療法

運動をした後、何だか気持ちがスッキリした!と感じたことはありませんか?どんなに軽い運動でも身体を動かすことは、心を癒すことに直結します。今この瞬間の身体の感覚や状態に意識が向けられ、心を蝕むような思考にはまることが防げるからです。うつ病治療としての運動療法は個人の心身の状態に合わせて、ごく軽い運動から始めることをおすすめします。

運動療法のメリットと効果

運動療法のデメリット

自分に合った運動を選ぶには

筆記療法の行い方

うつ病に効く筆記療法とは

筆記療法のやり方はとても簡単です。自分のトラウマに関して、今現在の考えや感情を書き出すだけです。書くのは紙でも良いしタブレットなど電子端末でも問題ありません。ただし、書き出す時間は長くても20分程度と決めておく必要があります。書き出しのルールは、感情に逆らわないこと、できるだけ筋道の通った組み立て方をすること、少しずつ客観的な視点に変えていくこと、出来事の意味を見つけるために考える、などです。数日続けるだけでも不安感が大分軽減されますが、書き出している最中は悲しい気持ちになるため、少し余裕があるときに行うのが好ましいです。時間さえあればいつでも行えるので、一日の終わりに行うと翌日スッキリした気持ちで朝を迎えられます。

筆記療法は何故気持ちが楽になるのか

本来は悩みがあったら人に相談するのが手っ取り早く不安を取り除く手段ですが、それがいつもできるとは限りません。人と話すという行為は感情の整理がしやすいので楽になりやすいです。それを人ではなく紙に書き出すことによって同等の効果を得ているのが筆記療法です。性格や環境の問題で人へ相談することができない人も沢山います。弱音を吐くのは決して悪いことではないのに、その行為が許せない人も多く存在します。そんな人が多い時代だからこそ筆記療法は現代人の気質にあっている健康促進療法だといえます。書き出すという行為によって、自分自身が何を考えて苦しんでいるのか客観的な視点を持つこともできます。少しずつ試し、辛い記憶を少しでも改善できるようにしましょう。